桜の花を描きたい。しかし桜の絵は今までに無数に存在している。 なんとか、違うものにしたい。 家の周りの桜が咲き出して、とりあえずデッサンを始める。 しかしそれ以前、夜中や、明け方に夢現つでイメージが湧いて、慌てて起き出して描きとめていた。 実…
水茎堂より細光羊毛筆が届いていた。慌ただしい中で試したくなかったので、夜になって墨を含ませる。 このトロリとした描き味には、驚かされた。快楽と言って良い。
アトリエに泊まり込む羽目になる。 老体にはこたえる。 いやはや、不徳のなせる事であるなぁと、我が身を羞じる。 written by iHatenaSync
あまりにも綺麗なので、一度捨てたパプリカの種を、ゴミ箱から拾いあげてくる。 ふと、事物は人の望む形で現れる、という一節が浮かぶ。
春の芽吹きの形は、生き生きとして美しい。
焼き豚の塊を貰う。 日の丸弁当にオカズができて嬉しい。 食えば無くなるので、この嬉しさを絵にしておこうと思った。 そういえば、昔から食い物の絵は洋の東西を問わずに存在する。 あれは、どうした動機で生まれているのか判らなかったが、まぁ、単純なも…
大晦日、友人がピストルのオモチャを土産にやって来た。 弾は出ないでも、撃ち続けろという謎かね? 討ち死にはしないことにしている。
このままでは拙いという気がして、焦りながら描く。 まぁ、大丈夫だな。 久しぶりに日の丸弁当だ。 なんだか毎日いろいろあって、体捌きで暮らしているような感じになっている。
雑用が多すぎて、3週間ばかり絵を描く時間が無い。 絵については、少しの空き時間に高速回転でいろいろに考えている。昨夜は終に我慢ができなくなって、就寝前に2枚のデッサンをする。 早く描きたくて、焦っているのだがいかんとも仕方がない。
11月27日付けの東京新聞に、村上華岳の「裸婦図」の写真があったので、目を引かれて石川翠氏の美術評欄を読んだ。 近ごろ絶えて聞かないまともな日本画論があって、少しホッとする。 日本画を、油彩と対峙する為だろうか、膠彩画と呼ぼうという話を聞いた時…
どうもこの頃水彩画の風景スケッチができない。 途中で、嘘を描いていることに気が付いて、どうにも整合性がつかなくなる。 描き方を変えないとならないのだろう。 鉛筆や水彩画という道具の技法を考えないとならないので、ちょっと面倒なことになりそうだ。…
寒くなったので、慌てて蒟蒻芋を畑から掘り出す。 傷つけてはいけないと、土を掻き分け手で探る。 この春に、蒟蒻に作りそびれた芋を埋めた物が、一回り大きくなって帰ってきたのだが、果たして今年は作る気になるかどうか。
工房にウィスキーと番茶を運び込む。 おそらく、泊まり込んで仕事をする事になるだろうと考えて、眠れぬ夜の準備をしたのだ。 番茶は日々の日常飲料だ。 日常と非日常の飲み物を並べて写す。
アトリエの壁を塗っていた。 今朝、改めて昨日の仕事の仕上がりを見ると、ムラが目立つ。 もう一度上塗りをするかとも考えたが、そんなに綺麗にしてどうするんだと考え直して、止めた。 仕事場なのだ。
やっと空港へたどり着く。老年になってからの当てのない旅はきつい。 温情や、真摯な言葉に感謝するばかり。
銀座プロムナードギャラリーの展覧会もいよいよ17日(土)の午前中で終わる。 友人が ショーウィンドウを覗いて、メールをくれた。〓不思議な山水画が銀座の臍の真下を貫く地下道に並んでいる。前人未踏の修験道のような顕現だ。座標をもたない山水が疑いよ…
嫁ハンは「おくてん」http://www.okutama-acf.com の会期中に、リマーニを訪れて何か一つ分けてもらうのを、毎年楽しみにしている。 今年は出遅れたと悔しがっていたが、コガネシダの小さな鉢を手に入れてきた。 この、滋味ある一鉢を写生する。
近所の風景。人が少なくなり、道の掃除もままならぬ。 そんな所を描くのも、なんだか気が引ける。
今まで禁じ手としてきた表現を、自分に許す事とした。 もう大丈夫だろうと、自分を信じる事にしたのだ。
原美術館へサイ=トォンブリの展覧会を観に行く。 ロラン=バルトの本の、分かりにくいモノクロの写真ながら、興味は持っていたのを、昨年初めて実物に対面できた。 結構私と似た部分があって、好きだ。 美術館の喫茶ルームで 彼の作品をイメージしたケーキ…
梅雨の雨のあい間を縫って、久しぶりに峰谷川沿いに歩く。 ガクアジサイの花の様子をみたり、腐りかけたタイザンボクの実を拾ったりして行くと、大きなキノコが見えた。 食用かどうかは判らないけど、嬉しくなって、丁寧に掘り起こしてきた。 シロハツだった…
電話したり ゲームしたり ネットをしたり それらの人を描いたり
どこか、個展を開いてくれるギャラリーがないかと知らない町で4日間うろつく。 口を利いてやろうかと、甘い言葉にふらふらと引き寄せられる。 博打を打ってやろうかと思うのは、残りの人生の少ない爺だからだろうか?
今日から17日(日)まで(月曜休廊)、東京都三鷹市のギャラリー キャパリソン で個展です。 私は10.13.15.17日在廊です。遊びに来てください。 場所はJR三鷹駅南口から玉川上水沿いに歩いて7分程度。山本有二記念館の隣です。
図書館の棚をぶらついていたら、バンクシーの画集があって、一時、青梅・奥多摩辺りの面白いグラフィティーを写真に撮っていたのを思い出した。 最近は車を降りてまで撮影するような物が少なくなっているのは残念だ。バンクシーについては、たまに新聞種にな…
主宰する墨海会の教場展が開かれています。 〜4月5日(日)まで 11:00〜16:00(最終日は午後4時まで) 三鷹市民ギャラリー 第3展示室(JR三鷹駅南口向かいコラル5F)それぞれの人が自由に描いています。
昨日から始まった[5月17日(日)までの会期]奥多摩町立せせらぎの里美術館での展示に合わせて、公開制作を開始しました。 経過と予定はフェイスブック「SUIBOKUISM」に載せますので、覗いて見てください。 どうなるかは本人にも判らないのですが。
奥多摩町立 せせらぎの里美術館にて、急遽「水墨思想」と題して展示を行う事になりました。 これにともない3月24日(火)午後2時から公開制作を開始します。これは、会期中作品完成まで続けるつもりでいます。過程は随時フェイスブック「SUIBOKUISM」にて公…
夜、久し振りにコノハズクの声を聴く。 息災であったか。
風景の中のオブジェとして、電話ボックスは在る。 久しぶりに眺めると随分とお洒落に、また静かになったものだ。 もう鬼ごっごでこの中に隠れる事もできない。 今どき、そんな遊びをする子もなくなったか。 恋人たちもイチャツク事はできない。 そんな遊びも…