煙突


 
画室は大混乱に陥っている。同時に何枚もの絵にかかっているので、収拾がつかなくなっているのだ。
仕上げの段階というのは微妙で、簡単に終わる事が出来ない。長考が続き、微調整が続くので、画きかけの絵がいつまでも片付かない。
その一方で、テンションをあげているために、新しいテーマや技法はどんどんと出てきてしまうのだ。