2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

町の風景

京都個展の最終日。お別れに窓からの風景を描く。 町屋の屋根はどんどん少なくなるが、今はだいぶ見直されて大事にされてきているのが慰めである。

洗濯

旅も一週間を越える時は、洗濯を考えなければならなくなる。これも毎回の個展期間中の風景の一つ。

ビクトリノックス

旅をしていて、ビクトリノックスの小さなナイフがあるのは心強い。 わずか6cmほどの物なので、財布の中に放り込んである。

屋根

京都の町屋の屋根を眺めるのは、ここへ旅をした者が一様に喜ぶ。 ふと、寄棟の屋根があるのに気がついて写生をする。

印二顆

菊池氏に個展の祝いにといって、前々からねだっていた印を頂いた。 嬉しい。何といって表現して好いやら。 氏の印には「間」があり、柔らかく品があって、以前から惚れ込んでいたのだ。

薬瓶

今日から京都個展の始まり。とりあえず、ウコンを飲んで出かける。

椅子

帰宅して、上着を椅子にかけるのが、癖だ。 なにかしら、代わって苦労を引き受けてさせているような感じがして、申し訳ない気がする。 脱ぎ捨てた服というものが、それを纏っていた人の人生を背負っているように思えるからだろう。

蓮の枯れ葉

蓮の枯れ葉なんぞという渋い画材は、あまり描きたいと思わないのだが、モチーフに詰まって筆にする。

印箱

18日からの京都個展の為に、作品に印を押しながら額入れを続けている。 何だかんだといいつつ印も増えてきて、箱からはみ出している。 印というのは面白いもので、自分の主張だらけの画面の中に、他人の世界が入ってくることになる。 私はそれが面白いので、…

テープカッター

机の上に置きっぱなしになっている葉書を見ると、青年団からのもので、柿もぎをやるから出てこいとの通知だった。 「何をのんびりと・・・」と思いながら先を読むと、高齢者が増えて放置している柿の実に、熊が集まってくるので何とかしようという話だった。…

小菊

菊の花は、何だか仏壇に似合いそうで、どうも食指が伸びなかった。 菊人形や、葦簀張りの小屋にずらりと並んだ鉢植えの大輪も、私に絵に描いてみようなどという酔狂を起こさせることはなかった。 それが庭の片隅で、霜に当たって倒れかかっている小菊を見て…

小さな黒い実

近所に回覧板を持って歩いている時に、道端で拾う。 どうやら木の実らしい。う〜ん、こんな小さな花を付ける木は何だろう? などなどと考えながら、夕暮れの道をとぼとぼと歩く。

キツネの人形

ここでは、キツネは狸と違ってあまり頻繁に観ることがない。 増えても、ある程度になると病気が発生するのか、叉減ってくる。 コーンと鳴くと思っていたのだが、ギャ〜と言うような声だ。場合によってはコーンと鳴くのだろうか。 この獣には何か他と違う所が…

朝顔の種

日除けに繁茂していた朝顔も、終わろうとしている。 こぼれた種が来年も芽を吹くことだろう。 網にからんだ、蔓を外すのは結構大変で、「きれいな形をしているなぁ」という感激も、いい加減萎えてくる。

烏の羽

屋根の上でドタバタ五月蝿いのは猿めかと思って見上げると、烏だった。 なんだか、お喋りをしながら遊んでる。 邪魔をして恨まれても恐いから、家の中で大人しくしている。

万願寺唐辛子

暖かい秋で、いつまでも畑の緑が褪せないが、それでも流石に衰えてきた。 畑の万願寺を捌き、実を幾つか収穫して、葉を佃煮に炊いた。 晩秋の楽しみ。 温燗は一本で我慢。

草の実

草原で見つけた。でも栽培種に見える。 面白い草の実なのだが、名前が解らない。単子葉植物。 野に出て草原や藪を覗きながら歩くのは気持ちが良い。 自然の中をあることで、頭の中の暴走が収まってくるのだろうか。 人間は動物なんだから、大事な事だと思う。

割れたマグカップ

愛用のマグカップを階段から落して割ってしまった。 哀悼の意を表す。有り難う。 しばしこの空白を埋める物が無いだろう。

近所からもらった柿。 柿には色々の種類があると以前書いたが、この4つに割れた柿は奥多摩の小河内地区に多い物らしい。廃校となった小河内中学校の校章はこれをデザインした物だった。 私がここのPTAの会長だった時に廃校の交渉となり、決断を下した。 柿…

薔薇 承前

昨日の続き。どうも開ききった薔薇は美しくないなぁ。 もう少し付き合って見よう。個展が近づいて慌ただしくなってきている。

薔薇

以前から水墨の薔薇を描いて見ようと思っている。 それで幾株かを手に入れて眺めているのだが、なかなかに手を付けられないでいる。思うような姿が現れてこないのだ。 近くにバラ園でもあれば通うのだが、なにしろ人出が多くてはおちおち写生も出来ない。人…