2016-01-01から1年間の記事一覧

漆の皿

嫁ハンが、店の前に100円均一の商品を放置してある骨董屋から、漆の皿を買ってきた。 塗りが良いからとか言って、洗って布巾で拭いて並べて見せるので、閉口しながら、半信半疑で覗くと、なるほど漆に深い艶がある。 嫁ハンが留守の昼食時に、ふろふき大…

侘助

侘助が寒さでやられないようにと、玄関に鉢を入れている。 慌ただしくて、ゆっくりと愛でる間もなく、つぎつぎに花の落ちて行くのがやるせない。 いつか絵にしてやろうと思いつつ、何年もそのままになっているのが気にかかる。 水をやりつつ、まだ咲いていな…

冬の写生

やっと少し時間がとれて、写生に出る。 日曜日でも、この慌しい時期の日暮れでは、流石に人出が少ない。 写生に良い時期となって来た。 熊に出会わないようにしながら、なるべく野良に出たいものだ。 陣屋の店先に入った薪ストーブを見学して、山のふるさと…

携行の筆

筆ペンの事を書いたら、知人の筆師から何やら言ってきた。 仕方ないから、企業秘密でもあるが、私の携行用の筆について少々書いてみよう。 当然、ナイロン毛の筆ペンには限界がある。 あくまでも、非常用である。矢立の代用品。 筆の力を必要とする時には、…

筆ペン

若い時には、矢立を持って写生に出たこともあったが、あれは手間もかかるし、思う様に描けないしで、挫折した覚えがある。 しかし、この頃のナイロン毛を使った筆ペンは、なかなか侮れない品質を持っている。特に、携帯性を考えると素晴らしいとさえ言える。…

向日葵

やっと今週辺りから絵を描くことができるようになる。 随分と長いブランクだった。 とりあえず筆写生も再開。 鈍った感覚を取戻さないと。

Ink Imagists

Ink Imagistsと題された台湾、アメリカ、日本の水墨画展へ行ってきました。 記者会見風景 Mid-Manhattan Libraryでのでパフォーマンス あい間に、美術館とギャラリーを回っていましたが、メトロポリタン美術館で一番驚いたのは、西洋美術史の有名作品よりも…

台湾、日本、アメリカの水墨画展

FOR IMMEDIATE RELEASE“Ink Imagists” Offers A Rare Opportunity to See Works by Noted Painters from Taiwan, Japan, and the U.S.July 7th – 30th, 2016 Opening: ; Thursday July 7th, 2016 from 6pm to 8pmTenri Cultural Institute of New York is pl…

百合

花瓶に入れてあった百合の蕾が全部開き、散りだした。 それでも放置していたのだが、最後の一輪になってから、ようやく描く気になった。 3メートルほどの水墨山水にかかっているのだが、何度描いても、行き着く先が見えてこない。

ゾウムシ

鼻が長いからゾウムシなのだろうか? ゾウムシの仲間は、見つけるとすぐに手が出てしまう。 この姿がなんとも言えずに好きなのだ。 哲学的佇まいでありながら、愛嬌がある。

河原で

河原で、面白い形をした流木を探して、拾っていた。 流木に混じって、骨が散乱しているのに気づく。 誰の物かはわからない。

2年目の植木鉢

花屋から買ってきた植木鉢の花は、工場製で、たいてい面白くない。 この花も、嫁ハンが求めてきた時には、見向きもしなかったのだが、2年目になって俄然面白くなってきた。 勝手に成長して、自己主張を始めたからだろう。

ギャラリー カパリソン

ギャラリー カパリソン(三鷹市)での個展も、あと2日を残すのみとなった。 いつも、慌ただしく作品を纏めて展示するという作業に追われるのだが、今回もそれに変わりはない。 会場へ通いながら、旧知や新しい出会いを重ね、色々と気付く事がある。

手探りで

水彩画の写生は、感じた物を手探りするようで、面白い。 その時々で、変化している自分の姿を目の当たりにするのだが、たいていそんな己を見失っている。

稽古をさぼると

しばらく絵を描いて居なかったためだろうか、全く手が動かない。 イメージはあるのだが、形にならないのだ。 線がまともに引けない。 恐ろしい現実に直面して、青くなっている。

山桜

桜の花を描きたい。しかし桜の絵は今までに無数に存在している。 なんとか、違うものにしたい。 家の周りの桜が咲き出して、とりあえずデッサンを始める。 しかしそれ以前、夜中や、明け方に夢現つでイメージが湧いて、慌てて起き出して描きとめていた。 実…

細光羊毛

水茎堂より細光羊毛筆が届いていた。慌ただしい中で試したくなかったので、夜になって墨を含ませる。 このトロリとした描き味には、驚かされた。快楽と言って良い。

ドア

アトリエに泊まり込む羽目になる。 老体にはこたえる。 いやはや、不徳のなせる事であるなぁと、我が身を羞じる。 written by iHatenaSync

パプリカの種

あまりにも綺麗なので、一度捨てたパプリカの種を、ゴミ箱から拾いあげてくる。 ふと、事物は人の望む形で現れる、という一節が浮かぶ。

芽吹きの形

春の芽吹きの形は、生き生きとして美しい。

焼き豚

焼き豚の塊を貰う。 日の丸弁当にオカズができて嬉しい。 食えば無くなるので、この嬉しさを絵にしておこうと思った。 そういえば、昔から食い物の絵は洋の東西を問わずに存在する。 あれは、どうした動機で生まれているのか判らなかったが、まぁ、単純なも…