2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

近代の呪い 

平茸 「近代の呪い」渡辺京二ー平凡社新書ーを読む。 近代が終わろうとしている今、近代とは何なのだったのかという話しが書かれている。 近代の時代区分、定義、そして実現した成果と病巣が私のような門外漢にも解るように書かれていて、学ぶ事が多かった。…

師走を前に

やっと画室の片付けをすることが出来た。 このところのドタバタの原因になった入院の前日、腹痛を抑えながら描いた裸婦デッサンも、画板から外してファイリングした。 この一年は、あれこれあり過ぎではあったが、来年はさらにいろいろの事が起きそうだ。 今…

竹内栖鳳覚書4

高野箒 今回の竹内栖鳳展では、久しぶりに纏まって彼の作品を観る事が出来た。 やはり、栖鳳の技術はずば抜けているのだが、それが何ものかは、考える必要がある。 同時代に東で君臨した横山大観の絵は、若い時の物に良い物が多い。 後年の作は一瞬魅力的に…

大英博物館の「春画展」はじまる

畑に霜が降りている。倒れた青唐辛子の株から、赤くなった実を幾つか摘み取ってくる。 大英博物館の「春画展」が始まったとの新聞記事を見る。 日本国内で、受け入れる美術館が無いので、観る事が出来ないというのは情けない。 計算すると損になるという美術…