辞書


 
昨夜の雪が3〜40㎝積もり、朝の6時から除雪作業に入る。
雪が雨を含んで重く、一時間ほどやってからこのままではとても体が保たないと、朝食を摂りに帰る。

山村はすっかり高齢化となり、手伝ってくれたのは隣の80歳になるおばさんと、身体障害者手帖を持つご婦人だった。
無駄口をたたきながら、なんとか国道までの道を確保したのは、午後の3時過ぎ。

倒木で不通だった青梅線の復旧は午後7時半頃。以前棲んでいた峰谷は、昨夜からの停電が続き、復旧したのは夜の9時前だった。

身体的・時間的に大きな負担となるこうした暮らしは、一見無駄に見えるが、その意味は決して小さくはない。
自分の身体的な衰えと、やがて来る死を考える。
これらをプラスに受け入れるか、マイナスとして排除するかは心得次第だろう。