包み

世の中には暗いエネルギーを持った人がいる。
しかし、そのエネルギーの強さに魅了される人も案外と多い。

よくあるウンザリするような平凡な話ではあるが、いつまでも無くなることのないのは、人間という物の陥り易いところではあるのだろう。
それが相乗効果で戦争を起こしたりして、人々を苦しみの中に引きずり込んで行ったりするのだから、侮る事はできない。

知人がそうした人に引かれているのを聞いて、暗澹とした気分となる。
おそらくは、同調する暗い物を抱えているのだろうと、類推はする。