くどれ

青梅街道の柳沢峠へ至る道は難所だ。上も下も絶壁で、何度も崩れている。
このために大掛かりな工事が進行中。
それは良い事として、環境問題の点からすると多いなる損害となっている。
久し振りに出かけて、心を痛める。
早く終わって環境が回復すると良いのだが、そうはならないのが今までの通例だ。
私の大好きだった、種々の多様な生物が寄り集まった、ビオトープのようなせせらぎは、道端の排水路になってしまった。

休日最後の日の車の行き交う中、工事のダンプカーの行き交う中、絶壁の上のガードレールを股にはさんで写生をする。
この場所は好きな場所なのだが、ずっと工事が続いて描く事が出来なかったのだ。