吊り花

秋の深まる山野で一際目に付く赤い色だ。この木が好きな人も多い。
色彩だけではなく、この枝の描く曲線や返り(節)等を見ていると、いかにも日本人の持つ繊細さに訴える物がある。
筆で追いながら、葉の持つ曲線にも微妙な心遣いが見て取れる。
 
写生をしながら、この木に教えられた気がする。