ボストン美術館展


 
 図鑑に当たる手間を惜しんで、この草本の名前を知らない。


 先日行った東博ボストン美術館展は久しぶりにため息のでる作品が並んでいた。特に仏画類は圧巻、それに平安初期の菩薩立像がすばらしかった。
 この時代の仏画仏像の格調の高さに、思わず襟を正す。制作動機が違うのだと思い知り、それは社会の成り立ちによるのだとはいいながら、己が姿を反省。
 展示の終わりに蕭白の大作が何点も並び、最後まで気を抜かせない。
 

 3日ほど前にイワツバメの姿を見かけてから、氷を見ない日が続き、梅が1、2輪咲き鴬の初鳴きを聞く。
 とはいえ、雪掻きで痛めた肘が癒えずに、何やかやと柄にもなく鬱々とした日が続く。