茗荷の花


 
久しぶりに薮を覗いていた嫁ハンが、花の咲いた茗荷を笊に入れて帰ってきた。
天候の定まらないこの頃だが、そろそろ夏茗荷が採れだしてきた。

 
薄切りにして鰹節を乗せて醤油をかける。単純な食い方が、一番うまい。
気が付くと、地の物を食べる時には、いつも福島のことを考えるのが癖になっている。
基本的で単純な生活が破壊されてしまっている悲劇を、偉い人達は理解もしないのだろうなぁ。