近代の呪い 

平茸
 
 「近代の呪い」渡辺京二平凡社新書ーを読む。
 近代が終わろうとしている今、近代とは何なのだったのかという話しが書かれている。
 近代の時代区分、定義、そして実現した成果と病巣が私のような門外漢にも解るように書かれていて、学ぶ事が多かった。(講義の採録
 
 例えば、私は現代美術と言われるジャンルに嫌悪感を抱いているのだが(もちろん、好きな作家も居るのではあるが)、それが本質的に近代美術であって、現代美術ではないからだという事の論理が見えたりしたのだった。