写生


 
若い時には写生が好きではなかった。
学習や下準備という意識があって、絵の具を塗りたくて仕方なかったのだろう。
 
今では、写生が好きになっている。
クロッキーは時間が短いので、思考をいろいろの角度から探る事ができるところがよろしい。
なにしろ、目が見ているものが、頭脳でどう見えているのか、自分でも判っていないのだ。

その辺りが見えてくると、ホッとする。
絵が畫けてくる。