ヤマボウシ


 
先日、風呑窯を訪れた時に、ヤマボウシの実を分けてもらった。
その時の喜びが今も続いている。単純なんだろうか。
絵にしたから、それは見るたびに甦ってくるだろう。
 
幸せとは何なのだろうと、改めて思う。
奥多摩の山の上にある窯を訪れた喜びとは、何なのだろう。
大事なものなので覚えておこうと思うが、それが何なのか、慌てて答えを出してはいけないのだろう。
あるいは、ずっと持ちつづけることが大事なのかもしれない。
 
一枚の絵の中に答えはないのかもしれない。しかし、問題だけはそこに描かれている。