グラフィティー


 
図書館の棚をぶらついていたら、バンクシーの画集があって、一時、青梅・奥多摩辺りの面白いグラフィティーを写真に撮っていたのを思い出した。
最近は車を降りてまで撮影するような物が少なくなっているのは残念だ。

バンクシーについては、たまに新聞種になったのを読むくらいだったが、改めて調べてみると、単なる「お騒がせ」ではないと初めて認識した。我ながら遅れている。
改めて古い写真から採集したグラフィティーを一枚挙げる。
グラフィティー最高!



人類というやつは、、最も愚かで不公平な種族だ。大半のランナーは、まともなスニーカーや綺麗な飲み水さえ持っていない。

生まれつきすごくラッキーなランナーもいて、そいつらは道の途中でも手厚くケアされる上に、審判まで味方みたいだ。

多くの人が完全に闘争をあきらめて、観覧席に座り込んで、ジャンクフードを食べながらヤジを飛ばすのも不思議じゃない。

人類に必要なのはもっと大勢のストリーカーだ。
banksy

廣渡太郎訳
Banksy Wall and Piece
パルコ出版 より