秋海棠ー日本画という物を考える時


  
日本画という物を考える時、それを単なる素材の問題と考えて、油彩に対する膠彩と呼んだり、歴史的な観点から、国家主義的な産物に過ぎないという論議はそれなりに面白いが、画家としては学者たちの仕事と余所事に聞く。

しかし、そんな発言が大手を振るうようになっていることには、心傷めてる。

若い者が惑わされなければいいのだが、それがご時世かと嘆息するばかり