蕗の薹


 
清美さんが山葵田の横に生えていたといって、蕗の薹を届けてくれた。
店で売っているのを横目に、土地の物が出るまで我慢をしていたのだ。

鍋の湯が沸いたので早くしろと急き立てられて、手短に写生する。
早速に蕗味噌にして、飯を食う。

畑の雪も少なくなった、そろそろ野良の準備も始まる。